1974年、ブザンソン生まれ。作詞・作曲家、演奏家。フランス映画音楽の作曲家。
幼いころより鉄道員の父、教員の母の薫陶の受け、文化、音楽、映画、アニメーション、文学に対して強い興味を抱く。特に、ピアノを習い、少年少女合唱団で歌唱指導を受けた。一年間をナンシーで過ごした後上京し、パリ政治学院に入学。
1990年代末、コンパニー・レ・ルソールが創作したミュージカルの作曲を行なう。映画監督クリストフ・オノレの作品に、音楽と歌を提供。代表作に、「セシル・カサール17回」(2002年)、「パリで」(2006年)がある。2008年には「愛の歌」でセザール賞(フランスにおける映画に対する賞)を受賞し、名前を不動のものとする。また、ジル・マルシャンの「誰がバンビを殺したの?」の映画音楽も担当。
2005年、ナイーヴ社からファースト・アルバム「ギャルソン・ドヌール」を上梓した。クリストフ・オノレ監督は、このアルバムからインスピレーションを得、ミュージカル映画「愛の歌」のシナリオの重要な要素として用いている。2008年、「33回転」というタイトルの新しいCDを発表。サウンド・トラック「愛の歌」同様、このアルバムの制作は、フレデリック・ローが手がけた。12曲が収録されており、そのなかの「家に帰りたい」(I Want To Go Home)は、初のシングルとなった。最近、2012年公開のオペレッタ作品を書き上げたばかり。2011年4月新アルバム「なぜ僕の胸の鼓動は (Pourquoi Battait Mon Coeur) 」が発売された。深呼吸をしたり、時には踊りたくなるような作品が収められている。
クリストフ・オノレ監督の最新ミュージカル映画"Les Bien-Aimés"で、カトリーヌ・ドヌーブ、キアラ・マストロヤンニ、リュディヴィーヌ・サニエ、ルイ・ガレルが、アレックス・ボーパンの曲を歌っている。この映画は、2011年のカンヌ映画祭2011のクロージング作品として上映され、今後日本でも上映される予定である。
子ども時代、ブレル、バルバラ、ブラッサンスなど、フランスの伝統的なシャンソンにたっぷり浸ったアレックス・ボーパンの作品は、文学的で自伝的でメランコリックな要素の強いポップ音楽の系列に連なっている。ボーパンが好んで聴いた、アラン・スーション、セルジュ・ゲンスブール、エティエンヌ・ダオ、あるいはジャン=ルイ・ミュラ、アラン・バッシュンなどのように特徴のある歌詞、力強いメロディーのシャンソンである。




